記憶の桜 -栄枯幻世-



「ト、トシ!?」



突拍子無い土方さんの行動に、慌てて近藤さんが止めに入る。



しかし、当の彼はまったく聞き入れてないようだ。



「吐け。吐かねぇなら、てめぇの首を斬り落とすまでだ」



「斬り落とすなら、そうすれば良い。私には、生きる目的なんて無い」



これなら吐くと確信していたのか、私の返答に彼は目を見開いた。




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