記憶の桜 -栄枯幻世-



私は剣舞師範の父と日舞師範の母の間に生まれた。



剣舞と日舞を両親から教わり、14の時に最年少で師範の称号を取った。



恵まれた環境に優しい家族、すべてが幸せだった。



でも、私が15の冬―。



その幸せな日々が音をたてて、崩れていった。



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