記憶の桜 -栄枯幻世-


多分、私を気遣って、あまり揺らさないようにしてくれてるんだと思う。



その優しさが嬉しい…。



私は彼の背中に顔を付けた。



ふと、薫る彼の甘い匂い。




すると、急に眠気が襲って来た。




昨日は泣き通しだったからな…?




私は土方さんの背中から感じる心地好い温もりに誘われるように眠りについた。





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