記憶の桜 -栄枯幻世-



「どうだった、涼ちゃん。楽しかった?」


沖田さんに問われ、私は頷く。



今思い出すだけでも、楽しそうな彼らの顔が浮かぶ。



自然と顔が緩んだ。



「涼ちゃん…。今、君…」



沖田さんはいきなり、顔をうっすら赤く染めた。





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