記憶の桜 -栄枯幻世-


でも、涼ちゃんは此処で暮らしていて、少しずつ変わり始めているのは確かだ。



彼女だけじゃない。



もしかしたら、僕達も変わり始めているのかもしれない。



特にあの人…。



僕は土方さんと話す涼ちゃんを見た。



「ひょっとしたら、ひょっとするかもね」


苦笑いを浮かべ、僕はお茶を啜った。




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