~My everything~
「あ。」



どうすべき?
こんな時。

目があってしまって、
亮さんの目力が強いせいか、
目が離せない。

それに

「あ。」

とか完璧気づかれてる感じたし。
いや気づかれてるって言っても
ヤバいわけじゃないし、
悪いこともしてないけど、
何となくその表情の方が近いっていうか…。

…あぁもう。


もぅ帰っちゃえ。

そもそも何気にしてんだろ、私。
そう思って、亮さんの隣を通り過ぎた。



「…。」



だって…、
何か気まづいんだ。

どうしたらいいのかさえもわからない。
あぁいうシチュエーションなら今までにも何回もあった。

だけどあんなに…
気まづくて、立ち去るのでさえ戸惑って。
極めつけは目が離せなかったこと。
そんなこと、今までなかった。頭がごちゃごちゃしてる。
よくわからない。
そうだ、寝起きだからだ。
絶対そうだ。
そう思って目をさます為に
顔を洗って教室へ戻った。



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