カナリア鳴く空
そう思いながら、優衣が身につけていたワンピースを脱がせた。

露わになった白い肌と紫色のランジェリー。

「ふーん、紫か」

私は呟いた後、
「やっ…!」

むき出しになった優衣の白い肩に舌をはわせると、彼女は震えた。

「――ダメ…」

邪魔な肩ひもをずらしながら、指で背中のホックに触れた。

その瞬間、優衣の躰はビクッと震えた。

外されたら終わり。

そう思っているのだろう。

私をなめたんだから、ここでやめるつもりはないよ。
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