カナリア鳴く空
我慢した分のお返しは、ひどいからね。

なんて思いながら焦らすようにシャツのボタンを外しにかかる。

そしたら、
「あっ…!」

誠司さんに形成を逆転された。

同時に、触れるだけのキスをされた。

着ていたワンピースは彼の手に寄って脱がされて、下着姿。

紫色の上下セットのランジェリー。

友達に勧められるように、つい勢いで勝手しまったそのランジェリー。

しまった、考えるべきだった。

でもそう思っても、今さら遅いだけ。
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