カナリア鳴く空
「優衣…」

「――あっ…!」

誠司さんの指が胸に触れた瞬間、躰が震えた。

「――もう、我慢できない…!」

呟くようにそう言われた後、あっという間に服を脱がされる。

冷たい空気が肌に触れる。

「――やっ、誠司さん…」

楽器しか知らないような指が、胸の先に触れる。

「――んっ…」

それを口にふくまれた瞬間、ますます躰が震えた。

太ももに誠司さんの手が触れた瞬間、ビクッとわたしの躰が震えた。

その手はだんだんと上へあがり、
「――やんっ…!」
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