カナリア鳴く空
4
この気持ちにケリをつけようと、私は決意した。
優衣を女として思っているこの気持ちに、決着をつけようと。
そうすれば、私もあきらめることができるから。
優衣を、娘として思えるから。
「なあ、優衣ちゃん」
いつものように夕食を終え、皿洗いをしている彼女に、私は声をかけた。
「何ですか?」
優衣が皿洗いをしながら聞いてきた。
「その優衣ちゃんは…私のこと、どう思ってるんだ?」
私は聞いた。
ちゃんと、自然に言えただろうか?
不自然に思われなかっただろうか?
優衣を女として思っているこの気持ちに、決着をつけようと。
そうすれば、私もあきらめることができるから。
優衣を、娘として思えるから。
「なあ、優衣ちゃん」
いつものように夕食を終え、皿洗いをしている彼女に、私は声をかけた。
「何ですか?」
優衣が皿洗いをしながら聞いてきた。
「その優衣ちゃんは…私のこと、どう思ってるんだ?」
私は聞いた。
ちゃんと、自然に言えただろうか?
不自然に思われなかっただろうか?