学年トップ×学年最下位
異変
勉強を見始めて2ヵ月が過ぎた
毎週月・水・金
たまに、日曜日に勉強を重ねた結果
「全問正解」
俺が出したミニテストを難無くクリアするまでに成長した
「やったー!」
素直に喜ぶ横田さん
…間違えた壱子
勉強を教えるため、横田家を訪れるようになった俺は、"横田さん"を"壱子"と呼ぶようになった
理由は簡単
横田家に行くと、皆が"横田さん"だから紛らわしい…と言われたから
「これだけ出来れば、もう俺は必要ないかもね…」
「えー…そんなことないよ?まだ、英語の文法とか曖昧だし…最後まで面倒見てよね。投げ出しちゃ駄目だよ双葉くん」
教わる側の癖に生意気な言い分だな…
でも、まぁ…可愛いからいっか…
なんて思ってしまう
俺、本当にどうしたんだろう