学年トップ×学年最下位
その言葉が告げられた時は、驚きと戸惑いで思考が停止してしまい、その間に壱子は教室に戻ってしまった
だから、今度は俺が呼び出した
だって、納得いかない
あれ以来、壱子は俺と目すら合わそうとしない
完全に避けられている
数日前は、ほぼ毎日顔を合わせていたのに…
いきなり過ぎる
理由が無きゃ、納得なんて出来ない
「…何?赤沼くん」
壱子は来てくれた
でも、呼ばれた呼び名は初期の呼び方に変わっていた
相変わらず、目は俺を見ていない
なんで?
俺、おまえに何かした?