学年トップ×学年最下位
本当の気持ち
校舎を全力疾走する
校庭を全力疾走する
そして、たどり着いた
校庭裏のゴミ捨て場
そこでは、すでに壱子達が口論していた
「…今度は何?言われた通り…赤沼くんからは、離れたでしょ?」
嫌な雰囲気の中、壱子が女子に向かって言った
…言われた通り、離れた?
って、どーゆうことだよ…
冬馬が言った通り、本心じゃなかったってこと?
壱子の言葉を聞いて、出て行こうとした足が止まる
「ねぇ…貴女、赤沼くんのこと…好きだったりするの?」
知らない女子が、壱子にそう聞いた
俺は、その場を動けなくなった