学年トップ×学年最下位
「俺、別に迷惑とか思ったことないから。全部、あの加賀さんって人の嘘だから」
「…双葉くんは優しいから、私に迷惑だって言えないだけなんじゃないの?」
なんて、ネガティブな発言
これも、あの人が言ったのか?
「違うってば。本当に、壱子と居て迷惑だなんて思ったことない…むしろ、突然避けられる方が迷惑だったよ」
壱子に拒絶された日から約3日間
あの時の俺は、まともに勉強が出来ていなかった
教科書を開いても、参考書を開いても、何一つ頭に入ってこなかった
今まで、そんなこと一度も無かったのに
それくらい、壱子からの拒絶は衝撃が強かったんだな