学年トップ×学年最下位
「じゃ、その告白の返事をしたいと思います。いいですか?」
「!?」
俺が言うと、壱子は目を見開いて驚いた
そして、不安そうな顔を見せる
でも、覚悟を決めたのか無言で頷いた
それを確認した俺は口を開いた
「俺も好きです」
「……え?」
簡潔に、それだけ言うと壱子がポカンと口を開けて固まった
「俺は、横田壱子が好きです。俺でよければ、お付き合いして下さい」
「………」
まだ、理解出来ていないのか、固まったまま動かない壱子
「…聞こえてる?」
不安になり聞いてみると、慌てて壱子が首を縦に振る
「…ほ…んと?」
やっと言葉を発した壱子は、信じられないっという顔でそう言った