学年トップ×学年最下位

「赤沼くんみたいな優等生の大切な時間を、馬鹿な私に使うのは、もったいないと思うよ。だから、放して」

「却下。一応、先生に頼まれた形になってるからな。やらない訳にはいかない」


っと言う俺の声を聞いてるのか、聞いていないのか
横田さんは、黙って俺をジーっと睨んでいる

っで、時計を見て
険しい顔になる

さっき、職員室にいた時から横田さんは、何度も時間の確認をしている


「どうしたの?」

「お願いがあるの。そしたら、勉強するから」


お願い?

まぁ、勉強するなら
出来る範囲のことなら聞いてあげるか


「俺に出来る範囲なら」


これも、使命のためだ

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