学年トップ×学年最下位
「いつから、聞いてたの?」
スーパーに向かう途中、壱子に聞いてみる
「違う子に勉強教えてくれないか?って先生が言ってた所から」
壱子の話を聞くと、俺が帰ってくるのが遅かったから、職員室まで迎えに来たところだったらしい
ナイスタイミングだね
「俺が違う子に教えるの嫌なんだ」
「嫌だよ」
即答する壱子
「それって…妬きもち?」
「……そうだよ」
プイッとそっぽを向きながらも肯定する壱子
なんて…可愛い反応だろう
壱子のそんな反応を見て、ちょっとした、悪戯を思い付く
そっぽを向いている壱子の頬に軽くキスを落とす
「ひゃぅ?!」
思った通り驚いた壱子は、俺を見る
その壱子に対して言葉を投げる
「可愛い…大好き」
「…私のほうが好きだもん」
勉強が苦手で、少し妬きもち焼きで、それでも素直な壱子
俺は、そんな壱子が愛しくてたまらない
あぁ、もう絶対離さない…
離せない…
おまけ・END