レッスン ~甘い恋の手ほどき~
何事もなかったかのように、行為を再開させた彼。
だけど私は、怖くて……。
あっという間にすべてを脱がされ、恥ずかしくてうつ伏せになると、慣れた手つきで私を撫でる。
「大丈夫だよ。僕に任せて?」
そう言いながら、ベッドに押しつぶされている胸を、強めに握ってきた。
痛ッ
ダメだ。こんなことでは、私は何時まで経っても……。
彼に見られないように、顔を背けたまま歯を食いしばる。
だって私は、ダメな女を卒業したいのだから――。