レッスン ~甘い恋の手ほどき~
衝撃
そのまま彼と狭いベッドで迎えた朝。
「ん……」
唇に柔らかい感覚を覚えて目を開けると、目の前に彼の顔。
「わ、わっ」
「おはよ、華帆」
「お、おはようございます」
チュっと軽いキスをした彼は、慌てる私を見てクスクス笑いながら余裕の表情だ。
「やっ……」
突然声を上げたのは、彼が私の胸に触れたから。
「ごめん。俺、お前が思ってるより肉食だから」
すごくおかしそうに笑いながら、そんなことを言う。からかわれているの? なんて思ったけれど、ずっと、我慢していてくれたのかもしれない。
私が彼を受け入れるまで――。
「会社、遅刻しちゃいます」
「そうだな、仕方ない」
そう言いながらも、一瞬にして私を捕まえて、深いキスを落とした。