レッスン ~甘い恋の手ほどき~
体だけの……
修二さんとの付き合いは、上手く続いた。
いつもセックスで、ダメになってしまった私。
だけど、辛いのを我慢さえすれば、彼はとても優しい。
彼が上手いのか下手なのかなんて、他に経験のない私には分からないことで。
きっと私の方がダメなんだろうと、半ばあきらめていた。
週末になるたびに、仕事が終わるのが遅い彼を、近くのカフェで時間をつぶして待つ。
彼が笑顔で駆けつけてくれたときのドキドキは、私を満たしてくれた。
人並みの付き合い、ということができるようになった私は、きっと舞い上がっていたんだ。
指を絡めて握られる手を意識するたび、彼に愛されていると感じる。
私は……きっと彼が好き。
好き……。