レッスン ~甘い恋の手ほどき~

自然と漏れる声。
演技でなく――。


「ごめん。今日は理性の欠片もない」

そう言いながら、激しく体中にキスを落とす。


「はぁ……」


もう声を我慢することなんて、できない。
だって、こんなに……。
あなたを、こんなに……感じることができる。


「華帆、この先ずっと、お前のことだけ見ている」


「悠人さん……」


甘いキスを落としながら、優しい笑顔で笑ってくれた時、私はたまらなく幸せだとそう思った。








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