レッスン ~甘い恋の手ほどき~
「華帆は敏感すぎるんだよ」
そう言いながら、再び私の唇を覆う。
彼の首に手をまわして、ギュッと掴まえてしまうのは、もっとほしいって意思表示。
今までの、優しいだけの彼とは違う。どこか荒々しい男の顔。
激しいキスは、次第に二人の息をあげていく。
「はぁ……はぁ」
それでも、少しも許してくれなくて。
「華帆……華帆……」
時折離される唇から、私の名が何度も呼ばれる。それだけで、痺れてしまうような快感に襲われる。
「悠人さん……好きなの」
「分かってる。何があってもついて来い」
その言葉に打ちのめされてしまった私は、涙を流しながら、彼にしがみついた。