レッスン ~甘い恋の手ほどき~
「ヤバい、華帆。すごく綺麗だ」
「悠人さん、壊れちゃう」
一緒に昇りつめた私たちは、ぐったりと体を横たえた。
私をギュッと抱きしめた彼は、もう一度キスをくれる。
「あぁ、ヤバい。まだ抱き足りない」
彼がそんな風に言ってくれると、ずっと悩んできた「女」としての在り方も、とてもちっぽけなことに思えて。
だけどやっぱり恥ずかしくて、彼の胸に顔をうずめると、子どもをあやす様に頭を撫でてくれて。