レッスン ~甘い恋の手ほどき~
「……んっ」
始まる。
これから、私は自分の感情をシャットアウトする。
「あ……」
彼が敏感な部分に触れてくるたび、そうやって声を上げてみせると、満足げに再び私を攻め立てる。
止めて、もうそれ以上……。
少しも気持ち良くなんかない。
それでも体は反応して、彼を受け入れようとするようにはなった。
彼が私の中に入ってきたとき、ギュッとシーツをつかんでしまう。
勿論、気持ちいいからではない。
痛みに耐えるため――。