レッスン ~甘い恋の手ほどき~


その時、机の上に差し出された名刺。

その裏に、彼は何やら書き込んでいて。



「すぐに返事なんて無理ですよね。ゆっくり考えていただけると嬉しいです。

これ、僕のプライベートの携帯です。いつでもかけてきてください。
質問があれば何なりと。

だけど、僕はどうしても片桐さんが欲しいので、諦めませんから覚悟してくださいね」



彼は、ニッコリ微笑みながら、そう言う。







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