レッスン ~甘い恋の手ほどき~
告白
彼の車は、静かな住宅街へと入っていった。
彼の申し出に、頷いてしまった私。
出会って間もないのに、こんな風に彼を頼ってしまっていることが、少し申し訳ない。
だけど……今の私には、誰も頼れる人がいなくて。
会社の友達にも、修二さんとの交際はひた隠しにしてきた。
それは修二さんの希望でもあったのだけど、仕事をするうえで、私的な感情が入らないようにするためでもあった。
今更、彼のことを打ち明けることなんて、できない。