レッスン ~甘い恋の手ほどき~


彼に案内されて入ったリビングは、そこだけで私のマンションの部屋全部と同じくらいの大きさがあって。


「祖父が資産家でして、このマンションも祖父が手掛けて」


私がキョロキョロあたりを見渡していると、フカフカのバスタオルを差し出される。



「とりあえず、シャワーはいかがですか? そのあと、その足の治療をしましょう」

「あっ、ごめんなさい」


ひどく汚れた足で、彼の部屋に上がってしまった。


「気にしない。もう謝らないでください。それより、その傷が心配です」






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