SCHUTZENGEL ~守護天使~
「私に加減する思慮は望むな」
デイトリアがつぶやいたその刹那、地面が大きく唸りを上げる。
「!? なに!?」
「一体何が!?」
「世界を創りし四つの精霊(エレメント)、デイトリアの名においてその力を示せ」
デイトリアの声が響くと突風が吹き荒れて魔物たちが切り裂かれていく。
さらに、手元で起こした小さな火花から大きな炎が瞬く間に広がり魔物たちを焼き尽し、近くにあった小川からは水柱が沸き立ち鋭い刃物のように襲いかかった。
引き裂かれ、焼かれていく魔物たちの悲鳴と共に、眼前で巻き起こる惨状に人々も叫びを上げた。
「なによこれ!?」
「くそ!」
ファリスはあわてて近くにいた人間を捕まえようとしたが、その手はせり上がった土くれに遮られた。
人間たちをドーナツ状に土の壁が遮断したのだ。
デイトリアがつぶやいたその刹那、地面が大きく唸りを上げる。
「!? なに!?」
「一体何が!?」
「世界を創りし四つの精霊(エレメント)、デイトリアの名においてその力を示せ」
デイトリアの声が響くと突風が吹き荒れて魔物たちが切り裂かれていく。
さらに、手元で起こした小さな火花から大きな炎が瞬く間に広がり魔物たちを焼き尽し、近くにあった小川からは水柱が沸き立ち鋭い刃物のように襲いかかった。
引き裂かれ、焼かれていく魔物たちの悲鳴と共に、眼前で巻き起こる惨状に人々も叫びを上げた。
「なによこれ!?」
「くそ!」
ファリスはあわてて近くにいた人間を捕まえようとしたが、その手はせり上がった土くれに遮られた。
人間たちをドーナツ状に土の壁が遮断したのだ。