SCHUTZENGEL ~守護天使~
「奴らが動き出すかもしれないの」

「いずれは動くと思っていたが、早々に動き出すとはな」

「おそらく、あなたの力を評価してのことだと思うの。戦ったのでしょう?」

「雑魚ばかりに来こられても仕方がないのでね」

 デイは時々すごいことを言うなと勇介は唖然とした。

 それだけ強いのか、長続きするのが面倒なのか。

 きっと後者だなと勇介は心の中で結論づけた。

 デイトリアは変な所で面倒がるクセがあった。

「それを言いに来たの、それじゃ」

 それだけ言って出て行くエルミに勇介は残念な表情を浮かべた。
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