浅葱色の羽織と共に……─時を越えた誠の愛─沖田総司ver
そうだ……。新選組……ううん、壬生浪士組の屯所に行けば……。
何か分かるかもしれない。なんて淡い期待を持って行ったのに……。
「只今、戻りました」
「ご苦労さん、総司、斎藤……。その子は?」
「道で拾いました」
「拾った……って」
「総司!」
「あはは。冗談だよ、一くん」
「……巡察途中で見かけました。見ての通り、変わった格好でしたので副長の言葉の下、屯所に連れてきた次第です」
「……確かにその格好は目立つな。といっても着物はないし……」
「……道着なら着れますけど」
「そうか……。じゃあ、総司。空いてる部屋に連れて行ってくれ」
「はい」
何か分かるかもしれない。なんて淡い期待を持って行ったのに……。
「只今、戻りました」
「ご苦労さん、総司、斎藤……。その子は?」
「道で拾いました」
「拾った……って」
「総司!」
「あはは。冗談だよ、一くん」
「……巡察途中で見かけました。見ての通り、変わった格好でしたので副長の言葉の下、屯所に連れてきた次第です」
「……確かにその格好は目立つな。といっても着物はないし……」
「……道着なら着れますけど」
「そうか……。じゃあ、総司。空いてる部屋に連れて行ってくれ」
「はい」