浅葱色の羽織と共に……─時を越えた誠の愛─沖田総司ver
タイムスリップ
「私が局長の近藤勇だ」
「いや、近藤。なんで自己紹介してるんだ」
「初めて会ったのだから自己紹介するのが礼儀であろう」
「……相手が敵でもか?」
「……」
「とりあえず、お前のことを教えてくれ」
「私は……梅咲あいといいます。えっと……」
「どうした?」
「……正直こんなこと、信じてもらえないと思いますけど……。私は150年くらい未来の日本から来ました……」
「……未来?」
「そうです。……新選組前身─壬生浪士組で鬼の副長と言われてる土方歳三さん」
「……」
ここにいるみんなが目を点にしている。
当たり前だ。科学が全く発達していないこの時代にタイムスリップしたなんてこと、信じることなんて容易じゃない。
現に私自身が信じていないのだから――
「いや、近藤。なんで自己紹介してるんだ」
「初めて会ったのだから自己紹介するのが礼儀であろう」
「……相手が敵でもか?」
「……」
「とりあえず、お前のことを教えてくれ」
「私は……梅咲あいといいます。えっと……」
「どうした?」
「……正直こんなこと、信じてもらえないと思いますけど……。私は150年くらい未来の日本から来ました……」
「……未来?」
「そうです。……新選組前身─壬生浪士組で鬼の副長と言われてる土方歳三さん」
「……」
ここにいるみんなが目を点にしている。
当たり前だ。科学が全く発達していないこの時代にタイムスリップしたなんてこと、信じることなんて容易じゃない。
現に私自身が信じていないのだから――