先輩は俺のxxx

~圭介side~

長かった入学式が終わり、ふらふらと
歩いていた俺。
急に肩をたたかれ声をかけられた。
この声は
・・・女だ・・・・。

嫌々後ろを振り向くと
ショートヘアがよく似合っている
ちっさい女だった。
顔もそれほど悪くないほうだと思う。

でも・・・俺は女が苦手だ。
だから上手く接することができねぇ。

『・・・なんスヵ??』

口からでたのはその一言。
どぅ接していいかわかんねぇから
早く逃げようと思って
結構強めに言ったハズなんだが・・・

その女は
『だーからっ!!何部入る予定?!
 って聞いてるのっ!』

・・・なんか今までの女たちと
反応違うな・・・。ぉもしれぇ・・。

『ぃちぉーサッカー部入る予定
 ッスけ・・・どっ!??』

『確保ぉーーーーーっ!!!♪』
しゃべっている途中に
腕をつかまれ引っ張られた。

ぐぃぐぃと俺の腕引っ張っていく女。
連れて行かれたのは・・・。

サッカー部部室

「ぉっ!新入生かっ!」
「イケメンじゃねーか!!」
「もしかして入部希望!?」
それぞれ思い思いの言葉を発してく
人たち。
たぶん・・じゃなくてもサッカー部の先輩だろう。

茶髪の少しチャラぃ系のヒトが
近づいてきた。
「俺、3年の太田和。ぃちぉー主将(キャプテン)
 だから。ょろしくなっ♪ポジはDFな。」

「はぃはぃっ!!次俺なっ!
 佐川仁。3年ゃでぇ~♪ポジションはGK!
 関西出身ゃけ、方言はかんにんなぁー。」

次々に交わされる挨拶。
最後に自己紹介するのは誰かと
思っていると・・・

『サッカー部マネージャー。
 2年の成宮瑠依だょっ!
 日々みんなのサポート頑張ってまーす♪
 ょろしくねっ!』

成宮・・瑠依。

『キミの名前はぁ!?』

『三浦・・圭介ッス。』

『けぃすけくんか。ょしっ!
 これから2年間?かな。ょろしくねっ!』

この女とは
普通にいけるかもしれねぇな・・・。
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