副会長の秘密
あれから何分か経って、訳も分からないまま立っていると、副会長は『あー、疲れた』ってだるそうに言うと、近くの椅子にドカッと座った。
そして私も早く帰りたくて。
「私が…黙ってればいいって…ことですか?」
一応、正解そうな答えを思いつくだけ言ってみるけど…。
「うーん…正解なんだけどなぁ、…あともう少し?(笑)」
うう…なんかさっきから、遊ばれているような……?
「えっと…、忘れたことにする…とか…?」
「うーん…それはもっと駄目」
ええ………そんなむちゃくちゃな!!!
チラッと副会長の顔を見てみるけど、ニコニコと笑っているだけで相変わらず何を考えているのか分からない。
…なんなのさ……副会長。