副会長の秘密
バタンッ!と勢いよくドアを締めていった水野。
あー、怒らせちゃったかなー。
なんて、閉めていったドアを見つめながらふと思う。
まあ、謝る気なんて全然ないんだけど…
「…さて、何しようかな」
椅子から立ち上がり軽く背伸びをすると、いつも座っている黒のソファーに移動した。
ギシリという音が静かな部屋に響く。
「…何もすることないし、寝よう…かなぁ」
沈みそうな夕焼けが窓から見える。
もう、6時前なんだろう。
ふあと小さく欠伸をすると、俺は倒れこむように横になった。