副会長の秘密



………………
…………
……




「…まずは………もう少し近づこうか、水野ちゃん」

「…遠慮しときます」




前は気づかなかったけど、黒いソファー、机、椅子が2つと、家具がたくさんあることを知った。



そして今は、私はその黒いソファーに副会長と座っていて、



ソファーの端、ぎりぎりの所に座る私はふるふると顔を横に振った。




だって…考えてみると入口側に副会長。
私は、逃げられないようにか、壁がある方に座っているから…




うん。
完全に私が不利になるじゃんね!!!





「そんなこと言わないで、ほら…何もしないから」




副会長は、クスリと笑いながらポンポンとすぐ隣を叩く。




いやいや、近いからね。
ものすごく近いからね…!!!!!



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