副会長の秘密
☆★
副会長がこうなったのは全て私のせいで……
そんな原因を作ったのは、かれこれ15分前のことだ……
…………………
……………
………
「じゃあ俺…靴取ってくるから、良い子で待っててよね」
「…ぇ、あ、はい…」
こくんと自然に頷いたのは、きっと流れで頷いてしまって
決して心を許したわけではない。
……………はずなのに
わ、私何言っちゃってんのーー!!!!!!!
「…あっ、その!!!!今のは…」
無しにして下さいって言おうとしたのに…
「あっ、今頃『断る』…っていうのは駄目だよ♪
」
すぐに言葉を遮られて、ほら帰るよと促された。
ううっ…
これじゃあ、完全に副会長のペースになっちゃうじゃん!!!
勇気を振り絞って、ぎゅっと小さく拳を作ると、副会長に目を向けた。
「…でも私っ、生徒に見られたら…、明日から学校に来れなくなるんです」
「えー、大丈夫だよー。今はもう暗いし誰も見えないって」
だから…
それが危ないって言ってんでしょ!!!!