副会長の秘密



ほら、返事の仕方とか声とか…!
……ほんと、どうしたんだろう??



んー?と顔を傾けてみるけど、思い当たることなんてないし…


いや、秘密にしていることは確かにあるけど、一応それっぽいことは言ってあるし。


頭が弱い私なりに考えてみるけど、やっぱり全然思いつかなくて……

私は思い切って聞いてみることにした。



「あ…あのさ、みなちゃん。職員室に行って何かあった??何もないならいいんだけどさっ?」

「ふふっ。………やっぱり、亜稀ちゃんには分りますのね」

「…え!?」



驚く私とは逆に、みなちゃんはクスクスと笑ってそう言うと、嬉しそうな笑顔で私に抱きついてきた。



そして、みなちゃんはそのまま嬉しそうに耳元で囁くようにこう言った。





「…………………あのね、亜稀ちゃん





















……グループ、アオイくんと一緒になっちゃったの!!」








「は…え、えええええええええぇっ!!!!!!?」





…ねえ、神様。
お願いですから…嘘だと言って下さい(泣)



ああ、もう!
よりによってみなちゃんって!!



めっちゃ、ヤバイじゃんかああああぁーーー!





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