片想

そう、
昨日の書類がキレイにまとめられて置いてあった。


慌てて席に向かい手に取り確かめてみると。

「これ…」


確かに宮垣くんと一緒にやった仕事。

アタシが放り出して帰ってしまったもの。

「全部終わってる…?」


どういうこと?

もしかしてアタシが帰ったあとも彼がやってくれたっていうの?


まさか。

でも。

こころあたりは彼しかない。


どうして…。

そこまで?



< 165 / 244 >

この作品をシェア

pagetop