片想

朝早くから名古屋行ってここに戻ってまた仕事して。

疲れているはずなのに。

アタシのことなんか放っておけばいいのに。


「…どうして…。
どうして、
そこまでしてアタシを…」


そこまで言ったとき以前の彼の言葉を思い出した。

そうだ。

アタシをめちゃくちゃにしたいって言った。


だから。

またそう言われるのだろう。

酷い言葉を言うのだろう。



でも今度返ってきた言葉は全く違うものだった。


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