片想

アタシは売店にいた男女が目に付いて話しかける。


「あの…
スミマセンが…」

振り向いた彼女はとても可愛い女のひと。

同じ年くらいだろうとは思うけどアタシとは違う。

明るくて楽しそうなひと。


「この売店は本社のICカード使えるんでしょうか?」

すると一緒にいた男性が代わりに答えた。

「使えますよ」



並んでいるふたりを見ているととても可愛いと思った。

付き合っているんだろうか。

そして
とてもお似合いだと。


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