片想

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うーん。

18時前だけど…。

早めに着いたアタシは店の前で立ち止まる。


ま、いっか。

そしてのれんをくぐり引き戸をゆっくり開ける。


こぢんまりとした小さな店。
カウンターと奥にテーブル席。



「薬師さん？」


「あ、和水チーフ？」

アタシは慌てて彼の座っているカウンターへ駆け寄る。


「どうして…18時過ぎって…」


「うん、
早めに終わったからね。
先に来てた」