☆お姫様と王子様☆-幼なじみは甘くｼﾞﾚｯﾀｲ-

すっごく胸騒ぎがした。

嫌な予感がした。

今、麗ちゃんの家で何か起こってる気がしたんだ。

学校が終わり神谷が迎えに来てくれた。

僕は

「神谷。麗ちゃんの家に寄ってくれ。」

と、言った。

すると神谷は

「それは無理です。」

と、言ってきた。

無理？

無理って何が？

何が無理何だ？

「無理って、どう言う事かな？」

「今、伯人様と麗様を会わせる訳には行きません。」

は？どう言う意味だ？

「おい。それってどう言う意味だよ。」

僕の声は、僕でも気付かないうちに低くなっていた。

一瞬驚いた神谷だが

「私の口から何にも言えませんので。」

と、言って口を閉ざした。