☆お姫様と王子様☆-幼なじみは甘くｼﾞﾚｯﾀｲ-

こんな話を聞いて力を貸さない訳にはいかない。

「俺で良かったら力を貸す。」

「あ～頼んだぞ。伯人。」

「分かってます。櫂さん。」

「本当に変わりすぎだな。いつもは櫂君なのにな。」

「こっちの世界では先代を敬うのは常識ですからね。」

「まあな。でも俺別に伯人の先代じゃなくね？」

「いえ先代ですよ。俺これでも《夢龍》の幽霊幹部ですから。」

「「マジか。」」

綺麗に揃った櫂君と凪君。

「マジだよ。」

椎が言った。

まあ所詮幽霊幹部だからな。

知らなくて当然だよな。