トキメキ☆ラブマジック
「……恭也さん、…ヒック、…あたし翔也が好き……好きなの。」
唯ちゃんは一生懸命声に出した。
「さっき翔也に呼ばれた時すごく嬉しかった、一緒に走ったときは心臓ドキドキして。それで翔也が好きって気づいたんです。」
唯ちゃんは泣くのを止めて、真っ直ぐに俺を見た。
「紙の言葉を聞いたとき、めちゃくちゃうれしかったんです。でも翔也の言葉に、正直傷つきました。だってやっと自分の気持ちに気付いたのに、大切な人に出会えたのに…」
唯ちゃんの目には涙が今にも溢れだしそうだった。