初恋LOVER


先輩は、動かしていた手を止めて、あたしを見る。



「自分が特別だと思った?」



「え…?」


じわじわと、あたしに近付いてくる。



「他の女は入れなかったのに、“あたしは入れた~”って」



「何言ってるんですか…?」



思わず、後ずさりしちゃた。



そんなあたしにはお構いなしに、顔を近づけてくる。


「あの…、ちょっと先輩?」




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