妄想注意報
_____中学校3年

部活に入り込んでいた私は、同じ陸上部のエース・田辺悠斗君が好きだった。
実際仲は良かったし、いつか告白しようと思ってた。
でも...妄想のせいで、その夢もはかなく散った。


「宮根!おーい、宮根??」

普通は返事をしていたのだが、今は...

妄想をしていた。
だから...

「....おい、無視かよ...?」

それも聞こえない。

「おいっっっ!?」

それも聞こえない。

「...もぉいいよ...」



こうして私の初恋は終わった。
苦い___苦い思い出___。


___だから私は妄想をしたくない。

たとえどんなことがあっても...。




「真希、遅かったね??」
「うん...ちょっと...ね」

このこは私の親友・長瀬夕華。
ほんとは夕華と遊ぶ予定だったんだけど、夕華ん家に行く途中にナンパされて...
遅くなったというわけです。

「ま、いいや。早く渋谷いこっ??」
「うんっ!」

ま・もう昔のこと。気にしてないって言ったらウソだけど...。
私はまだ青春まっただ中。

気にせず次へTHA・トライ★ です!





「ねえねえこの服かわいいー!真希に似合うかも...」
「えーーー???夕華の方がにあうよー?」

きゃっきゃっきゃっきゃっ




そんなこんなで時間は過ぎていき...
夕方になっても人は多いもんだから...

「君たちかわいいねー!」

当然ナンパもつきもので...

「俺たちといしょに遊ばない?」


本日2度目のナンパです。
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