くれいじーらぶ◆ヴァンパイア少女に詰め寄る貧血少年



「いいの。素性をばらされたくないし、何より血を提供してくれるんだもの。彼は敵じゃないわ」


どのみち人間の命は短い上に彼は私に血を(無理やり)捧げるんだもの。

その命が長えるはずもない。





そんな訳で今日も……


「……んっ……」



保健室に響く吐息と


甘い血の香り……


そして



「……そこまでーー!!」


保健医の怒鳴り声……



< 14 / 68 >

この作品をシェア

pagetop