chat ciel&rose ―空色と桜色の猫―
「ほら、早く教室行こうよ。未祐」
私はラブレターを全部ゴミ箱に捨てて、
上履きを履き、スタスタと歩く。
「ま…待ってよぉー!!麻理ぃー!!」
私達は階段を上り、教室に向かった。
私は教室に行くと、ついため息をついてしまった。
「どうしたの??麻理…………………あっ、あいつっ!!」
「……人の机に座ってやがるわ。」
そう、私の机に座ってるヤツ…
北川侑人。
私の左隣の男子。
頭は悪くて、おバカ発言連発。
昨日の入学式のあとの教室で…
『明日って学校あるんすか!?』
普通あるだろ、バカが。
さすがの私も笑っちゃったわ…。