カノジョは私。

「小山ー、混合リレー出てくれる?」

「ん?いいよー?」


奏ちゃんが、女の子の一人目の走者。

男の子はいつの間にか決まっていたみたいで、これまた足の速い人。

一人は、坂本くんで、もう一人は、金山くん。

あんまり話した事のない人ばかりだ。

「んじゃ後一人、女子!」

こんな速い人の中に入りたいってコ、居ないよね。

あたしなんかがもし入ったら、遅すぎて逆に目立っちゃう。

「…柚子を推薦する!」

「「「「「…は?」」」」」

突然の言葉に皆声をそろえてビックリ様子。

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