放課後の小さな秘密。
▼大好きな君
息が切れるくらい走った。
何も考えれなくなるほど走って
一時(ヒトトキ)でも
君を忘れたかった……
それでも、やっぱり
思い出す度に
君への“好き”が
こんなにも溢れてるよ……
ドンッ―――。
「きゃっ!」
「いてッ。何すんだよ!?
……て、なに泣いてんだよ」
ぶつかったのは、
たぶん先輩。
だってネクタイの色が
違うんだもん。
「ごめんなさい…」
「あぁ…もう良いから。
で、どうした?
もしかして失恋とか(笑)」